そのむかし若林城の城下町として栄えた南材木町。仙台の城下町の玄関口としても機能を果たしていました。入り口だからこそ、人や物だけでなく時代が行き交ったこのまち。そこにはさまざまな文化が共存し認め合う心地よい空気が、当時から新しさと懐かしさを交差させていました。
多様な文化が織りなすまちに賑やかに佇んでいた針惣。仙台空襲を免れたことにより、当時仙台市内に枯渇していた宿泊施設を開業。有数の宿泊施設として数多くの政治家や文化人が時間を過ごす一方、学生達の合宿所、そして地域の宴会場としても活用されていました。様々な人達が交差し、利用する旅館として多様性が根付く運営が生まれた原点です。1987年に一時閉業しましたが、遠い昔から続く新しさを招き、受け入れる文化の継承により複合施設として復活。2024年10月に新しいスタートをきりました。
HARISOの建物は1932(昭和7)年に「和洋併置式住宅」を増床しました。これは大正末期から昭和初期にかけて、全国で流行した建築様式。当時は「文化住宅」の名で親しまれました。奥州街道沿いのフロントロビーの店蔵は明治中期の建築を象徴するなまこ壁が残され、大変珍しい建物となっています。
宿 HARISO
宿フロントには旧針惣旅館時代から大切に継承されてきた家具たちが並びます。宿にご宿泊いただく際はこちらにてチェックインいただきHARISOの歴史に触れていただきます。
大きく横に伸びた松が象徴的な庭園。龍の姿に似た「臥竜の松」と呼ばれ、明治時代からここに根付いている大変珍しい松です。
宿のエントランスから宿の玄関までの道のりには石畳が敷かれています。この石畳の要所には石臼があり、建築当初から敷かれていた貴重な石臼です。
玄関扉で使用されているのは、旧針惣旅館当時の屋根に使用されていた銅板をリメイクした扉。何枚もの銅板を貼り合わせることで1枚も同じ模様をしたものはありません。
広縁の天井には建築当初からあるトップライトをそのまま使用。昭和初期にこのような天窓があった建築は非常に珍しい建築と言われています。
当時、文化人達に最も愛された「竹の間」という部屋を昔の香りの残しつつ和モダンに。
竹の装飾が施されている床の間は当時のくつろぎの面影をそのまま残しています。
洗面台には仙台が産地の「秋保石」を使用。お風呂の素材には檜を使用しています。また、お風呂・洗面所入口の扉の上には旧針惣時代から使用されていた宿泊所向けのサインがそのままに。
レストラン yosemite
レストラン店内で庭を眺望できるガラス戸は昭和7年当初のもの。現代では再現することができない貴重な磨りガラスです。また、天井を見上げるとレストラン店内から宿の広縁までをつなぐ一本杉が佇んでいます。
店内入ってすぐの右側の洋館は当時の造りのままに残しています。天井を見上げると大正浪漫漂う照明が空間を照らします。中央に構えるテーブルはリノベーション前に使用していた床板をリメイクしたインテリアです。
パティスリー oxido
店内に入ると目の前に広がるショーケース。これは銅板を使用したものでお客様の軌跡を感じさせます。針惣旅館時代に使用していた箪笥をインテリアとして活用することで、昔の香りを漂わせながら店内の雰囲気を引き締めています。
それぞれの時代の建築美が息づく針惣は互いの異質さを拒むことなく、柔軟に受け入れる。そんな心安らぐ、居心地のいい場として今も生きています。
HARISO
多様性が認められるようになった昨今。針惣旅館の長い歴史の中で、多様な文化が集まり交差することは当たり前でありながら大切に受け継がれてきた光景です。
様々な人が持つ目的や感情、そして想いが交差することで丁寧に時をつむいでいくことができる。
そんな場所であり続けるために、宿以外にもレストラン・パティスリー、そしてシーズン毎に入れ替わる期間限定ショップ、その各々の入口から大切なみなさまとの出会いをお待ちしております。
つむぐ
歴史、カルチャー、まち、そこに住む人々。
全てが互いに交差して、予想できない地図を生む。
ここはむかしをそばに置き、
いまを愉しむところ。
むかしから重ねてきた確かな価値の中に、
新しい風が交じりあい魅力が増していく。
その交差が、
あなたの心をきっと豊かさへと誘います。
明治から残る家屋で生まれたレストランとパティスリー。
昭和の文化人が愛した客室で過ごす宿。
このひと時があなたにとって
時をつむぐ瞬間でありますように。
ようこそ、HARISOへ。
施設情報
アクセス
宮城県仙台市若林区南材木町75
留意事項
チェックイン・アウト
チェックイン
15:00 ~ 18:00
チェックアウト
~11:00
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