【犀(さい)】ツインルーム 半露天風呂付き - 1

PAAK HOTEL

宮崎県日南市

【犀(さい)】ツインルーム 半露天風呂付き

築100年の古民家を宿泊施設に

PAAK DESIGN株式会社は、宮崎県日南市で建築デザインを主軸に、様々な事業を展開しています。

築100年の日本中どこにでもあるような、しかし徐々になくなりつつある古民家を自社でリノベーションし、宿として運営しています

ハード部分として古民家の改修をするとともに、自社で運営するにあたってソフト部分の設計・構築も行いました。

物件との出合い

この古民家との出合いは、意図せず訪れました。2017年、新卒入社したスタッフが他県から日南市に移住するにあたって、住まいを探していたときでした。
最初はウェブで賃貸アパートを探していたのですが、「せっかく田舎にきたんだから一軒家を借りて過ごすのもいいな」と、日南市が運営する空き家バンクを見ていたところ、売買物件であるこの古民家を見つけたところから始まります。
 
スタッフが「この物件、なにか活用できたりしますか?」と見せてきたとき、敷地や建物規模も大きすぎず、「建物の状態によっては、なにか活用できるのでは…」と思いました。すぐ市に連絡して所有者にアポをとってもらい、物件を見に行ってみることに。

道路側から見た既存の外観。敷地面積:181.81㎡(55坪)/床面積:109.74㎡(33坪)道路側から見た既存の外観。敷地面積:181.81㎡(55坪)/床面積:109.74㎡(33坪)

実際に見てみると、外壁はもともと木張りだったものが老朽化し、上から木目調のトタンが張られ、屋根は昭和後期にのせ替えられたであろう質の良くないコンクリート瓦が葺かれていました。
風呂、台所、トイレなどの水回りも、昭和後期に母屋にとってつけたかのように増築され、ベニアなどで質素に仕上げられた様子。

既存の内観。既存の内観

しかし、約20年近く空き家で放置されていたにもかかわらず、雨漏りしていなかったこともあり、室内は空き家独特の湿った感じも少なく、カラッとした空気感がありました。
長い間誰にも見つけてもらえなかった宝物のような、眠れる獅子が起こされるのを今か今かと待っているような、そんな感覚を覚えました。

既存内部(床の間)。床の間と縁側は状態が良く損傷も少なかった。床はところどころ床下地が老朽化して、今にも床が落ちそうな状態だった。既存内部(床の間)。床の間と縁側は状態が良く損傷も少なかったものの、床はところどころ床下地が老朽化して、今にも床が落ちそうな状態でした

当時の所有者からは「飫肥城下町にある古い建物であり、自身や先祖の思い出が詰まっているので、建物の持ち味をなるべく生かしてほしい」との要望がありました。
日本中どこにでもある、だけどどんどん失われていく古き良き文化が詰まった建物と、このまちの風景を自分の手で残してみたいと思い、2017年6月中旬、ちょうどパークデザインを創業した時期に、この築100年の古民家を購入することにしました。

風景を守るための“修景”改修へ

既存の屋根裏。普段なかなか見ることのできない風景。古い電線や碍子も残っている。既存の屋根裏。普段なかなか見ることのできない風景です。古い電線や碍子も残っています

この古民家の目の前には、旧藩校・振徳堂(しんとくどう)という市が所有・管理し、観光客も訪れることのできる施設があります。この敷地も文化庁が選定する「重要伝統的建造物群保存地区」内にあり、外観は行政の指導する仕様にして風景を保存する必要があります。まずはその仕様に沿った外観改修設計から取りかかりました。
 
屋根は、なるべく古い風合いを生かすために、内部から見える垂木(たるき)と野地板(のじいた)(※)は古いまま残し、その上から新しい垂木と断熱材を施し、もう1枚新たに野地板を敷いてシートで防水層をつくり、その上に市が指定する「飫肥瓦」を葺きました。
 
※野地板とは、瓦などが置かれる屋根の下地板。 屋根をつくる際は、垂木という骨組みの上に野地板をのせて、さらにその上にルーフィングという防水用の建材を敷きます。


外壁は、既存のトタンを剥がした際に出てきた杉材を重ねながら横張りしていく、飫肥城下町でよく見られる「下見板張り」を復元しました。

さらに、土壁は伝統的な風景としてできるだけ残す計画とし、通常のグラスウールでは断熱できない部分はシート状の断熱材を採用しながら補修しました。土壁は繊細で、工事の振動で損傷する恐れがあったので、工事前にあらかじめ土壁を固める塗装を施しながら作業を進めていきます。
 
窓については、枠の仕様をそのまま復元しました。昭和後期にアルミサッシに入れ替えられた部分は、飫肥の古民家でよく使われている窓枠をサンプリングし、この建物全体の様式美に合うようリデザインしました。

外壁に貼ってあった木目調のトタンと、さらに以前から残っていた老朽化した板張りを外し、中の土壁があらわになった様子。外壁に貼ってあった木目調のトタンと、さらに以前から残っていた老朽化した板張りを外し、中の土壁があらわになった様子

そのほか昭和後期に施された増築や、つくり替えられた部分は、母屋部分と比べて、ベニアやペンキ、トタン、セメント瓦など、安価な工業製品が使われており、築年数の古い母屋よりも劣化が進んでいました。「離れ」として母屋に増築されていた水回りを中心に、庭にあった納屋もすべて撤去しました。
 
こうした作業を積み重ねることで、100年前に佇んでいた母屋だけの姿になり、本来の清々しい伝統様式の姿に戻すことができました。

既存のコンクリート製の瓦をはがし、古いルーフィングがあらわになった様子。下地も古くなっていて補修の必要があった。既存のコンクリート製の瓦をはがし、古いルーフィングがあらわになった様子。下地も古くなっていて補修の必要がありました
当時はコンクリートの基礎がなく、地震の際にずれる可能性が高いため、土間コンクリートを打ち、全体の基礎石をつなぎ合わせるように補強した。当時はコンクリートの基礎がなく、地震の際にずれる可能性が高いため、土間コンクリートを打ち、全体の基礎石をつなぎ合わせるように補強しました
減築のビフォーとアフターの平面図。庭にあった納屋と、昭和後期に増築された水回りを減築し、最も古い母屋部分だけ残した。減築のビフォーとアフターの平面図。庭にあった納屋と、昭和後期に増築された水回りを減築し、最も古い母屋部分だけ残しました
外観の完成。外装はすべて建築当時の仕様に復元。ガラス扉はなかったが、周辺の建物を参考にガラス扉をつくった。外観の完成。外装はすべて建築当時の仕様に復元。ガラス扉はありませんでしたが、周辺の建物を参考にガラス扉をつくりました

宿としての内装設計

外観の設計と工事が終わり、本来ならすぐに内装工事に着手するのですが、ここで一旦ストップせざるをえない状況となりました。内装の設計が終わっていなかったのです。
 
本来は内部と外部が一体となった設計をするのですが、ここまで老朽化した古民家に携わるのが初めてだったこともあり、外観を復元するための仕様や補強方法などの検討、文化庁への申請にも手間がかかり、内装の検討が進まなかったためです。
 
外観工事を終えたこのタイミングで、自社で運営するにあたって改めてイチからこの建物の活用方法を検討し、立地や事業収支とのバランスを考えて「宿泊施設」とすることに決めました。
 
初めてのことばかりで検討に時間がかかりながら、運営方法や動線などを設計要件として落とし込んでいきました。

改装後のリビング・ダイニング・キッチン。古くなってこぼれ落ちそうな砂壁は削り、中の土壁を仕上げとした。床の間・縁側の間取りはそのままとした。改装後のリビング・ダイニング・キッチン。古くなってこぼれ落ちそうな砂壁は削り、中の土壁を仕上げとしました。床の間・縁側の間取りはそのままです
玄関から見た土間部分。左側が洗面と浴室、右側が床の間。土間→洗面→浴室→床の間の順で、徐々に床レベルが上がっていくスキップフロアの構成とし、昔の床の高さを体感できるようにした。玄関から見た土間部分。左側が洗面と浴室、右側が床の間。土間→洗面→浴室→床の間の順で、徐々に床レベルが上がっていくスキップフロアの構成とし、昔の床の高さを体感できるようにしました

現在に残す古民家の在り方

飫肥城下町の風情や、古き良き古民家の様式をどうやったら体感してもらえるか。建築家としてどのような空間を表現できるのか。長い期間をかけて、とことん考えてみました。
 
出てきたのは「差異」というコンセプトでした。


100年前の伝統美を体感してほしい一方で、100年前と今とでは行動様式が違います。宿として快適に過ごしてもらうためには現代的な様式にも配慮する必要があり、「現在に残す古民家の在り方」を考えていきました。
 
間取りを変える際、一部取り替えた土壁はあえてほかと同調させずに、違う色の漆喰にしたり、新設した壁も違う色に仕上げたりしました。新しく挿入したものは新しく見せることで、既存の土壁の質感を強調させることが狙いです。
 
建具についても、「古民家の室内は暗い」という課題を解消するため、空間全体に光が届くよう襖(ふすま)から障子に変更しました。既存の障子と並べたときに違和感が出ないよう、材料モジュールや格子のピッチはしっかり揃えました。

キッチンとダイニングスペース。既存土壁と新規漆喰の壁が共存。襖から障子に取り替えて空間に光を取り入れた。キッチンとダイニングスペース。既存土壁と新規漆喰の壁が共存。襖から障子に取り替えて空間に光を取り入れました

各部屋の領域も伝統的な尺間を強調するために、床仕上げを各部屋にまたがるような切り替えで仕上げました。
 
また、古民家は夏仕様となっており、床下の通風を確保し、湿気からも建物を守るため、地面から床までがずいぶん高くなっています。玄関には階段がありましたが、そこには土間をつくり、部屋ごとに徐々に段差をつけていくステップフロアとしました。そうすることで、床が高いことや、鴨居が低いことを一歩ずつ徐々に体感できるようになっています。

新規平面図。水回りは昭和以降、母屋の横に増築されていたが、今回はそれを減築し、現代の生活様式に沿って母屋に配置した。新規平面図。水回りは昭和以降、母屋の横に増築されていたが、今回はそれを減築し、現代の生活様式に沿って母屋に配置しました
庭側からみた土間部分。土間は庭の延長として扱い、枯山水の要素を取り入れた。庭側からみた土間部分。土間は庭の延長として扱い、枯山水の要素を取り入れました

地域の人に見守られながらオープン

2021年2月末、試行錯誤を経てようやく完成を迎えました。

工事中に何ができるのかと声をかけてくれた地域の人にも一度見ていただきたく、ささやかな内覧会を開くことに。以前の所有者で現在は宮崎市在住の宮下貴次さんも、わざわざ遠くから見にきてくださいました。
 
開催中には、テレビモニターで既存の写真をスライドショーで流していたところ、貴次さんのお母さんが当時の建物のことや周辺エリアの思い出を聞かせてくれました。思い返せば上棟式のときにも、屋根裏に残してあった棟札を大工の棟梁が見つけて床の間に飾り、そこに貴次さんのお父さんの名前が書いてあるのを見てお母さんが涙を流して感謝していただいたというエピソードもありました。
 
ほかにも地域の人がいろいろな言葉をかけてくださって「毎日目の前の道路を利用しているけど、こんな建物があったなんて知らなかった」という声があったり、近所のおばあちゃんが「子どもの頃は毎日のようにこの家に遊びにきて、この部屋で遊んでいたよ」と教えてくれたり。
 
ささやかな内覧会になるはずが、25坪ほどの小さな小さな古民家がごった返しの状態で、2日間で200人を超える地域の人たちにきていただきました。
 
こうしてまちの人たちにもなんとか受け入れられながら、オープンを迎えることができました。

2階ベッドルーム。室内のガラス窓から母屋の小屋組を見ることができる。2階のベッドルーム。室内のガラス窓から母屋の小屋組を見ることができます
洗面と浴室。浴室は通常、日の当たらない奥の方に配置するが、広く明るい窓際に配置し、使用していない時間も光取りの役割を担う仕様とした。洗面と浴室。浴室は通常、日の当たらない奥の方に配置しますが、広く明るい窓際に配置し、使用していない時間も光取りの役割を担う仕様としました

まちに開いた場所にしたい

ゆったりくつろげるソファと、手作りの古材テーブル

2017年4月、パークデザインを立ち上げ、飫肥城下町に事務所を構えて間もない頃にこの物件と出合いました。当時はまだ古民家の活用方法や改修方法など何も習得できていなかったのですが、せっかく歴史ある飫肥城下町に事務所を構えたのだから、自分でも何かまちの風景を残したいと思い、勢いあまって6月には購入してしまいました。
 
敷地面積が181.81平米(55坪)、床面積が109.74平米(33坪)と飫肥エリアにある古民家のなかでも現代の住宅規模に近い小ぶりな建物で、自分でもなにかできそうだと感じたのも取得した理由のひとつです。最初は住宅とするアイデアが浮かんだのですが、あくまで住宅はプライベートなものなので、いろいろな人に使ってもらえる「まちに開いた」拠点の方がいいのではないかと考えました。

既存の床の間の様子。表面上の痛みは少なかったが、床については大規模に補強し直した。既存の床の間の様子。表面上の痛みは少なかったが、床については大規模に補強し直しました

どんな事業をやるか妄想する

建築デザインという職業柄、空間もさることながら、そのなかで起きることに想像をめぐらせるのが得意であり、いろんなパターンをシュミレーションしました。
 
例えば、住宅として改装して賃貸にする場合。外装の自己負担分(一部は文化庁の補助金を活用)と内装費を合わせると概算で1500万円かかることを踏まえ、賃料を算出すると7~8万円になりそうでした。33坪から27坪に減築する予定もあり、住宅として貸す場合は地域の相場からすると少し小さい割に高くなります。
 
オフィスとするなら賃料は適正ですが、古民家ということもあって使えるスペースが少なく使い勝手もあまり良くなさそう。カフェやバーなどの飲食店も考えましたが、駐車場を多く確保できない敷地で、エリア的にも閑静な住宅街だったためあまりイメージができませんでした。
 
そこで浮かんだのが、一棟貸しの宿です。駐車場がたくさん確保できなくても、繁華街から離れてポツンとあっても、賃料同等以上の収益が確保できる可能性があり、強みである「空間デザイン」で勝負できる。こうして「宿泊事業」にたどり着きました。

宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀キッチン・ダイニング。4人でもゆっくりとお茶を楽しむことができます
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀ゆったりとした広さがある土間。赤ちゃんや小さな子連れファミリーの滞在も大歓迎です
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀リビング。友人グループで宿泊し、女子会を楽しむお客様もいらっしゃいます

地方建築家の初めての事業計画

妄想の次は、具体的な事業計画とコンセプトメイキングを進めます。恥ずかしながら、これまでたくさんの店舗設計を行ってきましたが、事業計画や収支計画などを実際に組み立てたことはありませんでした。今までの店舗や宿泊施設の案件の記憶を漁り、自分でも本やネットの情報と照らし合わせながら事業計画を組み立てていきます。
 
このような古民家の活用計画において、多くの場合は由緒ある家柄の代々引き継がれたお屋敷が活用されますが、正直なところ、今回の物件にそんな歴史的な背景はありません。工夫は必要になりますが、今回の物件のような日本中どこにでもあるような素朴な古民家を光らせることができれば、日本の古き良き歴史が明るく照らされることにもつながるのではないかと思いました。

PAAK HOTEL 犀の外観。あかりが灯ることで、暗かった空き家時代と比べて周囲も明るくすることができる。外観。あかりが灯ることで、暗かった空き家時代と比べて周囲も明るくすることができると考えました
ベッドルーム。ヘッドボードに自社事業〈パークストック〉で集めた古材を使った。ベッドルーム。ヘッドボードに自社事業〈パークストック〉で集めた古材を使いました

事業計画と同時進行で、「こんな宿があったらいいな」と自分自身が思ったことを設計に落とし込んでいきます。数か月、設計と事業計画を行き来しながら何度も考え直すという、設計者だからできる、設計者しかできない方法で、なんとか事業計画を導き出すことができました。

コンセプトは「さい」

コンセプトはこの宿の名前にもなっている「さい(犀 -sai-)」。4つの「さい」を込めています。
 
ひとつ目は「差異」。
空間設計の大きなテーマにもなっています。
歴史の残し方をどのように表現するかを考えたときに、新しいものを古いものに溶け込ませるのではなく、あえてその境目を強調して差異を見せることで、結果的にどちらも際立たせることができると考えました。
 
ふたつ目は、「彩」。
空間設計においては、なるべく色を使うことを避け、無彩色の空間を目指しました。空間のなかの人や活動、取り組みなどが彩りになり、空間を豊かなものにするという意図があります。
 
3つ目は、「細」。
宿内にあるすべてのものの細部にまでこだわることで、訪れた人々の心を豊かにするという意味を込めました。
 
4つ目は、「再」。
長年閉じられていたこの古民家に再びあかりを灯し、まちも明るくしていくことからです。

宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀飫肥杉製の行燈。暗くなった場所に再びあかりを灯します
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀土間とリビングをつなぐ段差にある既存に使われていた飫肥石を踏石にし、古さと新しさのかけ橋となっています
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀飫肥杉で作られた花器。無彩色の空間に彩りを加えます
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀玄関にある靴箱。既存建物にあったボロボロの古家具の一部を使い、細部までこだわってつくりました

古民家一棟貸しの無人宿

一般的にホテルであれば、記帳をしたり、本人確認したりと、チェックイン、チェックアウトの対応をする必要があります。
 
弊社は設計事務所であり、ホテルサービスのノウハウはありません。もちろん研修などして学ぶことはできますが、そこを重視しようとは思いませんでした。接客サービスの部分ではなく、会社の強みである「空間」や「コンテンツ」を重視したほうが、結果的にお客さんにも満足感を提供できるのではないかと考え、チェックインやチェックアウトなどの手続きはタブレット対応の無人の宿とすることにしました。
 
オープンは2021年3月末で、コロナウイルスの感染拡大の真っ只中だったこともあり、完全非接触型のコロナウイルス対策もばっちりの宿としてオープンすることができました。

入室したら玄関にあるタブレットにてチェックインをしてもらうシステム。玄関にあるタブレットにてチェックインをしてもらうシステム
土間で過ごす様子。1階は障子を開放すると大きなワンルーム空間になり、昔の古民家のように広々とした開放感のある空間となる。土間で過ごす様子。1階は障子を開放すると大きなワンルーム空間になり、昔の古民家のように広々とした開放感のある空間となります

宿に彩りを添えるソフトコンテンツづくり

宿内には、飫肥城下町や地域のことを体感できるコンテンツを、あの手この手で用意しています。この宿の備品や食品、アメニティなどの多くは地域の魅力のプレゼンテーションであり、この宿自体が地域の展示であると考えています。そこで、宿泊プランを「地域の展示」という表現とし、「常設展(常設のサービスや企画)」「特別展(期間限定のサービスや企画)」というプランを展開しています。
 
まず、常設展として、ウェルカムドリンクのお茶、コーヒー、焼酎、ビールは地域の事業者さんによるこだわりのものを提供しています。ビールは地域でクラフトビールをつくるマイクロブルワリーの〈日南麦酒〉さんと弊社とでコラボレーションして地域の素材を加えてつくったPAAK HOTEL 犀オリジナルビールをサーバーにて飲めるようにしています。

常設展として、地域のスペシャルティコーヒーショップ〈塒(ねぐら)珈琲〉のコーヒーや〈井ヶ田(いげた)製茶北郷茶園〉の緑茶など。地域のスペシャルティコーヒーショップ塒(ねぐら)珈琲の珈琲豆や、井ヶ田(いげた)製茶北郷茶園の緑茶
〈日南麦酒〉さんとコラボレーションしたPAAK HOTELオリジナルのクラフトビール。日南麦酒さんとコラボレーションしたPAAK HOTEL 犀オリジナルのクラフトビール

特別展としては、地域で活動するアーティスト、デザイナー、企業・団体と弊社が一緒になって企画し、古民家宿をジャックする展示を入れ替えながら行っています。
 
過去には、飫肥のまちづくりに何年間もつき添い、飫肥の風景や活動を撮ってきたフォトグラファーのワタナベカズヒコさんに、宿と同じ「さい」をテーマとした写真展を行っていただいたり、生楽陶苑 (きらくとうえん)の陶芸作家・園田空也(そのだ くうや)さんに展示をしていただきつつ、お皿やカップなどはお客様にも使っていただけるよう用意したりしました。

ワタナベカズヒコさんの展示。宿と同じ「さい」をテーマとし、これまで撮りためた写真を展示してもらった。ワタナベカズヒコさんの展示。宿と同じ「さい」をテーマとし、これまで撮りためた写真を展示していただきました
陶芸作家・園田空也さんの展示では、一部の食器を宿泊客の方にも利用していただいた。陶芸作家・園田空也さんの展示では、一部の食器を宿泊客の方にも利用していただきました

また、地域の事業者さんと連携し、宿内でゆったりと食事が楽しめるオリジナルのプランを用意しました。
 
精肉店から宮崎牛を提供いただきつくった「牛鍋プラン」「しゃぶしゃぶ鍋プラン」や、日南のブランド鶏「地頭鶏(じとっこ)」の養鶏・加工を行う事業者さんに協力いただいた「地鶏鍋プラン」、そのほかにも地域の事業者さんと一緒に企画したプランをいくつも用意しています。
 
こうしたお食事のプランでは、お部屋に食材と調理機器を完備し、最後の仕上げはお客様ご自身で行っていただきます。お好きな時間に完全なプライベート空間で食事を楽しんでいただくスタイルです。

宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀宮崎ブランド地鶏「じとっこ」ウインナー、季節のフルーツなどを盛り合わせた朝食
宮崎 日南市 PAAK HOTEL 犀牛肉のふたつの部位が楽しめる牛鍋。宮崎牛をたっぷり用意し地元の味つけでご提供します
宮崎ブランド地鶏「じとっこ」炊き込みご飯プラン。素朴で地域の風土が詰まった朝食です

日本中どこにでもある小さな古民家に再びあかりが灯り、地域の魅力が詰まった場所となりました。これからもこの古民家に滞在するお客さんと提供する地域のコンテンツとが共鳴し合い、訪れる人と地域を豊かにする、そんな場所になっていくことを願います。

まだ改修前の頃、雨戸を外す。まだ改修前の頃、雨戸を外す様子

日南市は、地方創生などで話題になっている地域でもありますが、まだ課題は山積みです。その課題に「リノベ」という手段をもって向き合い、ひとつひとつ紐解き、課題を解決しながら少しでも地域を豊かにすることができたら、と思い活動しています。


PAAK DESIGN 株式会社
https://paak-design.co.jp

Instagram:

@paakhotel.sai

@paak_stock

@paak_design

この施設の他の部屋

施設情報

施設名

PAAK HOTEL

メールアドレス

paakhotel.sai@gmail.com

電話番号

070-1362-3937

SNS

アクセス

宮崎県日南市飫肥4丁目4-39(犀)/飫肥4丁目4-1(茜さす)

お部屋の住所

宮崎県日南市飫肥4丁目4-39

※チェックインカウンターとご滞在場所が異なることがございますので、ご注意ください。

留意事項

チェックイン・アウト

チェックイン

15:00 ~ No limit

チェックアウト

~12:00

ポリシー

キャンセルポリシー

当日:税込料金の100%3日前:税込料金の100%7日前:税込料金の50%

キッズポリシー

0〜12歳:大人料金の80%

添い寝の場合

0〜12歳:小人1人あたり0円

施設設備・サービス

お部屋の設備・アメニティ

アメニティ / 設備 / バスルーム

歯ブラシ
ひげ剃り
スリッパ
くし
他26項目

施設設備・サービス

交通・シャトル / クリーニングサービス

駐車場
ランドリー

施設に関する注意事項

子供料金はどうなりますか?

12歳以下のお子様は、添い寝(寝具・食事無し)無料をご選択いただけます。添い寝の場合でも、お子様用のバスタオル・ハンドタオル・歯ブラシ・ミネラルウィーター等をご用意いたします。

赤ちゃんや子供も宿泊できますか?

お泊まりいただけます。ご家族、2世代・3世代で是非お泊まりください。 2部屋とも障子は破れないものになっておりますのでどうぞご安心ください。また、子供用箸・飫肥杉製のおもちゃ・キッズチェアなどもご用意しております。おむつや離乳食のゴミは、気になさらずそのまま捨てて下さい。

チェックインはどうなりますか?

セルフチェックインシステムを導入しております。ご宿泊前日に、お客様専用の暗証番号とセルフチェックインの方法をお伝えします。鍵の受け渡しはございませんので、面倒な鍵の返却や紛失等の心配もございません。

PAAK HOTEL

宮崎県日南市